先代からの土地を受け継ぐNさん。
“兄弟家族みんなが、いつでも立ち寄れる実家、拠りどころになるように”と母屋の建て替えを計画。

既存建物のハナレやパン屋、納屋がコの字に囲むスペースに、
大きな縁側を置いて、屋根をかけました。
そこに、家族の暮らしに添うようにと、LDKや畳間など必要スペースを
風通しよく、既存の建物や庭へと開くかたちで配置しています。
今そして、これからの暮らしに合わせ、様々な場所が集います。

南に面する庭も、既存の石を活かして、風とおる雑木の庭につくりかえ。
朝陽から夕陽までときを刻む、のびやかな居場所が生まれました。

季節ごとの畑仕事やお正月の餅つきなど家族の行事、子どもの成長とともに、
おおらかなで懐の深い我が家が、あらたな家族の時を刻んでいきます。